概要

アスジャ・インターナショナル ASJA(Asia Japan Alumni) International (以下、アスジャという)は、2000年4月に設立された国際的な組織です。
当初5カ国で発足し、現在10カ国が加盟しています。

アセアン10ヵ国
[ 加盟国 ]
インドネシア、マレーシア、フィリピン、シンガポール、タイ、ミャンマー、カンボジア、ベトナム、ラオス、ブルネイ

設立の趣旨とこれまでの歩み

アスジャは、日本国外務省の拠出金を受けて、アセアン元日本留学生評議会ASCOJA(ASEAN Council of Japan Alumni、アスコジャ)に加盟する各国元日本留学生会が推薦する奨学生制度を運営してきました。日本の大学・大学院における教育研究を支援するとともに、留学生に日本語習得及び日本文化・日本人を理解する機会を提供し、将来の日本とアセアンとの架け橋となるリーダーを育成することを目的としています。
2009年の「事業仕分け」を受け、従前のアスジャ奨学金制度は廃止されましたが、2014年度の政府予算において新たに「アセアン留学生交流等拠出金」が計上され、文部科学省国費留学生として奨学金を受給しているアセアンからの留学生を対象に、交流事業は引き続き実施できることになりました。

アスジャは、日本政府が掲げる「アセアン重視政策」のもと、ASCOJAからの留学生を継続的に受け入れ交流事業を実施している組織として、アセアン留学生交流・青少年交流分野における唯一の組織です。

アスジャ・インターナショナル主催
「ASEAN設立50周年記念事業-ASEAN Bonded as One-」 (2017年度開催)

アスジャ国費留学生

2017年度までにアスジャを修了した留学生は137名に達し、日本とアセアンとの友好協力関係を担う架け橋となって、各方面で活躍しています。
2018年度はアセアン10カ国から各国元日本留学生会が推薦した国費留学生(大学院生、学部生)20名をアスジャ国費留学生として採用しました。これにより、2018年度のアスジャ国費留学生は、大学院生67名、学部生11名の計78名です。

ASCOJA・留学生会の活動支援

アスジャは、ASCOJAのカウンターパートとして、ASCOJAやASCOJAに加盟する元日本留学生同窓会の活動を支援し、ASCOJAや留学生同窓会との共催による国際シンポジウムを実施しています。
ASCOJA・留学生同窓会ネットワークには、アセアン各国政財界のリーダーも所属しており、会員総数は約2万7千人です。
毎年東京でアスジャ理事会が開催され、アスジャ理事・ASCOJA幹部が国際会議を実施しています。

アスジャは2000年の設立以来、福田康夫元内閣総理大臣のご指導・ご支援をいただいて運営してまいりました。