8回
開催回数
2024年度アスジャ・インターナショナル事業
アセアン国費留学生と日本人大学生との
国際交流ワークショップ
2024年度アスジャ・
インターナショナル事業
将来のアセアン各国のリーダー候補としてアスジャ・インターナショナルが受け入れているASJA-MEXT Studentsと、
日本のグローバル人材として活躍を期待される日本人大学生・大学院生が、
お互いの国の文化や日本とアセアンの将来の課題、国際協力について、英語による意見交換を行い相互理解を深めます。
アスジャ・インターナショナルが2014年度から新規で開催し、2023年度までに8回開催しました。
31校の大学からの日本人学生が、のべ191名参加しました。
参加をリピートしてくれる日本人学生さんもおり、毎年好評をいただいております。
2019年度開催時は、グループワークの手法に国連で策定された持続可能な開発目標SDGs (Sustainable Development Goals)を、2022年度からは「デザイン思考」をそれぞれ採り入れ、議論を深めました。
8回
191名
31校*
昨年は日ASEAN友好協力50周年を記念して、東京で日本ASEAN友好協力50周年特別首脳会議が開催され、日本とASEANは「世代を超えた心と心のパートナー」であると宣言されました。
日本とASEAN相互の信頼および理解を一層強化するため、アスジャでは今年も3泊4日合宿形式でワークシップを開催します!
今年のアスジャワークショップでは、独立行政法人国際協力機構(JICA)北岡伸一特別顧問に基調講演をいただくことが決定しました!
日本政治外交史をご専門として、国連次席大使、国際協力機構(JICA)理事長を歴任された北岡伸一先生に、「世代を超えた心と心のパートナー」である日ASEAN関係についてお話しいただきます。
1971年東京大学法学部卒業。1976年同大学院法学政治学研究科博士課程修了(法学博士)。
立教大学法学部教授等を経て、1997-2004年及び2006年-2012年東京大学大学院法学政治学研究科教授。2004-06年日本政府国連代表部次席代表(特命全権大使。2011年紫綬褒章。
政策研究大学院大学教授、国際大学学長などを経て、2015年10月よりJICA理事長、2022年4月よりJICA特別顧問。
小泉首相の「対外関係タスクフォース」メンバー、日韓歴史共同研究委員会委員、外務省「日中歴史共同研究」日本側委員座長、「いわゆる『密約』問題に関する有識者委員会座長」、安倍首相の「パリ協定に基づく成長戦略としての長期戦略策定に向けた懇談会」座長、「安全保障と防衛力に関する懇談会」・「安全保障の法的基盤の再構築に関する懇談会」・「20世紀 を振り返り21世紀の世界秩序と日本の役割を構想するための有識者懇談会(21世紀構想懇談会)座長代理などを歴任。
近著に『官僚制としての日本陸軍』(筑摩書房、2012年)、『世界地図を読み直す』(新潮社、2019年)、『明治維新の意味』(新潮社、2020年)、『西太平洋連合のすすめ』(編著、東洋経済新報社、2021年)など。
ワークショップでは、日本とASEAN各国が抱える将来の課題や国際協力のあり方について、
参加学生はグループごとにテーマを決め、課題・問題点の洗い出しを行い、
具体的な協力方法や日本とASEANの「Win-Win」な解決方法について活発な議論を行います。
グループワークの手法に
を採り入れ、
の目指す日ASEANの「心と心の触れ合う」相互信頼関係の実現のため、大学生・大学院生同士の議論を深めます。
ワークショップに参加された日本人学生の皆様から届いたメッセージをご紹介いたします。
アスジャのワークショップに今後参加してみようという方は、
ワークショップに参加した学生さんたちの「生きた声」をぜひご参考にしてみてください。
印象に残ったのは、参加しているASJA生の年齢やキャリアが様々だったことです。私は過去にも、何度か外国人留学生と交流する機会がありましたが、一緒に活動する相手は同年代の学生のみでした。しかし、このワークショップでは、高校を卒業してから現在日本へ留学している同年代の学生はもちろん、一度母国で会社に勤めてから日本へ留学に来ているASJA生もいます。彼らの今までの経歴を聞くと、実に多様な理由で母国と日本のことを思い留学しに来たことが分かり、非常に刺激を受けました。そして、参加後はASEANの文化を知るという面だけでなく、自分の将来のキャリア選択の視野も広がりました。
とても濃い4日間になること間違いなしです。 私は英語もろくにできないし、誰も知り合いがいない状況で参加をしました。不安で仕方なかったですが、1日目のお昼からASJA生と日本人学生と大笑いしながらランチをして、ディスカッションでもたくさんの人が助けてくれて、ついていくことができました。ハードスケジュールではありましたが、みんなと共に過ごす時間が楽しすぎて、あっという間の4日間で、足りないくらいでした。 完璧でない私の英語も、みんなが読み取ってくれて、とにかく使うことでスキルアップにつながったと思います。日本で、毎日英語が使えまた、これからも仲良くしたいと思える友達にも出会え、最高の時間でした。
ワークでは、デザイン思考やアンケートの際のインタビューの仕方を学んだ。自分はインタビューの時に回答者に選択肢を与えすぎる癖があったが、相手の思考を操作していたと気づくことができた。様々なバックグラウンドを持つアセアン国費留学生と話す中で、彼らの英語力を含めたコミュニケーション能力の高さに驚かされるとともに、今後の学習のモチベーションになった。出生地の異なる子ばかりであったが、互いに共通点もあり、ワークをしながら仲を深めることができた。グループについてくださった先生のファシリテーターのおかげで、緊張せずに他の人とも話すことができた。
今回のワークショップで最も重要な経験は、留学生とのグループワークだと思います。考えを伝えるという当たり前のことが文化の違いによって正しく伝わらないということが多々ありました。また、英語で話そうとすることで、日本語では簡単に伝えられることもうまく伝わらないと実感しました。こう言ったことは経験を通じてでしかわからないものです。そして、経験したからこそ逃げずに留学生との議論をする自信も得られました。
2日目に行ったアクティビティーが非常に楽しくて、記憶に残っている。また、アクティビティーが終わった後の時間にグループも関係なくみんなで鬼ごっこをしたことが印象的だった。また、非常に辛かったが、ディスカッションが終わった後の深夜にグループで談話室に集まってプレゼンテーションに向けての準備を進めた事も同様に印象深い思い出になった。なぜかというと、これを通して、たった一つのプロジェクトを話し合い、協力して作るのが非常に大変な事であると痛感したから。
最後のプレゼンを作成する時に、私達の班ではディスカッションで時間が押していたにも関わらず、英語で話すのがあまり得意ではない日本人学生が話している時に、みんな手を止めて彼女の話を聞いていたこと。発表時間の前までにプレゼンを仕上げなければいけないことを考えれば、英語で話すのが遅い子の話をわざわざ時間を取ってまで聞くのはデメリットになると考えるのが普通かもしれない。でも、自分達の班では、全員の意見に同等の価値があると考えて、例え英語で話すのが遅くも、ちゃんとリスペクトをもって彼女の話を聞いていたのが印象的だった。
全体でのプレゼンテーション発表の場で、印象に残った出来事が二つあった。一つ目は、各プレゼンに対するASJA生の質問力の高さだ。一つ一つのテーマに関して、自身の研究分野を生かしながら、鋭く、的確な質問をする。自分の母国語ではない英語という言語で、はっきりと明確に意見を述べることが出来るのは、ASJA生の能力の高さを間近で見ることが出来たと思う。将来的に、あの質の高い質問をしたASJA生のように、私も自身の研究をしていきたいと思う。また、二つ目は、グループワーク中のASJA生の態度である。決して英語が得意ではない私たち日本人に対して、分かりやすく、そしてゆっくりと英語を話してくれた。その時のASJA生の優しさや、日本人への思いやりの心に感銘をうけた。わからないといったときに、手厚くサポートしてくれたASJA生の姿は、私にとって、このワークショップをもっと頑張ろうと、勢いづけてくれるものだった。
ディスカッションのときに、ASEAN留学生が積極的に議論している中、日本人学生がほとんど発言や質問もできずに終わってしまった時間が少しありました。その際に後から心配して、一人のASEAN留学生が私のところに来て、どのようなところが分かりにくかったか、何か発言しにくくしてしまっている雰囲気がなかったか、気遣ってくれたのがとても印象的でした。このようにASEAN留学生が積極的に日本人学生を理解しようと声をかけてくれた場面がたくさんあり、本当に感謝しているとともに、自分ももう少し周りを気遣う余裕を持てるように、これから語学力や知識をさらに身につけたいと強く思った場面でもありました。
「電車の遅延時にどういったことがあったら、嬉しいか」とアイデアを出していたときに、 割引券配布、電車遅延限定ガチャ、乗客同士でのゲーム、エクササイズなど面白いアイデアがたくさん出てきたこと。日本人なら静かに駅で待つことしか考えず、その先を考えることを諦めていましたが、よりよくするためにはどうしたらいいかと考えることで、自分たちが欲している柔軟な発想に辿り着くと思いました。初めにどういった人(年齢性別や性格)を対象にするかを考えることで、より詳しく考えることができた。その時にアニメのキャラをモデルにしていたため、やはり皆さん日本のアニメや漫画などが好きなのだと感じました。
一番大きな成果は友達ができたことです。同じグループだった●●さんと●●さんには6月中旬ごろ対面で会う予定で、ワークショップ後も交流が続いています。ワークショップの短い時間では聞くことができなかった、それぞれの国の教育についてやお互いの勉強している内容についてお話することができればと思っています。また、デザイン思考について学ぶことができたのも私にとって大きな成果でした。“How Might We” や “Point of view”など今まで知らなかった手法を知ることができました。これからグループワークをする機会があればぜひ使ってみたいです。
本ワークショップを主催するアスジャ・インターナショナルについて紹介します。
アスジャ・ワークショップについて説明します。ワークショップ全体のテーマやミッション、スケジュールなど、これから皆さんが参加するアスジャのワークショップについての理解を深めます。
参加者の皆さんによる自己紹介タイムです。グループに分かれて自己紹介を行いましょう。
福田ドクトリンと日ASEAN関係について、説明します。
本ワークショップのテーマであるデザイン思考と、グループワークの進め方について、説明します。
グループに分かれてグループに分かれてメンバーと話し合いながら、デザイン思考について理解を深めます。
本ワークショップのテーマであるデザイン思考と、グループワークの進め方について、説明します。
いよいよデザイン思考でのグループワークのはじまりです。
グループ内でQ&Aセッションを通じて、デザイン思考で重要な「ペルソナ」の設定をするための情報収集過程を体験します。
日ASEAN関係における問題点について、情報収集を行います。
9月の合宿で皆さんが滞在することになる国立オリンピック記念青少年総合センターについて説明します。
オリエンテーションの終わりに、他グループのメンバーとも交流してみましょう。
オリエンテーション終了です。9月の合宿で再会しましょう。
国立オリンピック記念青少年総合センターに集合
オリエンテーションでの説明内容を振り返り、3泊4日のスケジュールを確認します。
ワークショップ参加費用を現金でお支払いください。
オリエンテーションのグループワークを再開します。「ペルソナ」にそって、日ASEAN関係における「誰のどのような問題を解決するか」を定義付けします。
基調講演:「世代を超えた心と心のパートナー」である日ASEAN関係について(仮題)
国際協力機構(JICA)特別顧問 北岡伸一先生による基調講演です。
問題のアイディアを思いつく限り挙げてみます。
宿泊棟に移動し、チェックインします。
挙げられた多くの解決策の候補の中から、一つに絞り込みます。
アイディアを具体的に肉付けし、解決策の模型を作り上げます。
初日のクロージングです。
各グループのリーダーによる振り返りミーティングを行います。
身体を動かしてグループワークで疲れた頭を休め、他グループのメンバーとも交流を深めます。
アイディアを具体的に肉付けし、解決策の模型を作り上げます。
アイディアを具体的に肉付けし、解決策の模型を作り上げます。
2日目のクロージングです。
各グループのリーダーによる振り返りミーティングを行います。
全体発表会前の最終準備を行います。
全体発表会です。作り上げた解決策を皆で共有し、フィードバックを受け取ります。
全体発表会です。作り上げた解決策を皆で共有し、フィードバックを受け取ります。
全体発表会です。作り上げた解決策を皆で共有し、フィードバックを受け取ります。
2日目のクロージングです。
ワークショップでの4日間を振り返り、今後の課題について意見交換してみましょう。
ワークショップの全プログラム終了です。
ワークショップのファシリテーターと実行委員会は、
日本・ASEAN・英国の大学院において学位を取得したメンバーで構成されています。
全員が日本語対応可能であり、「アセアン国費留学生と日本人大学生との国際交流ワークショップ」経験者です。
国籍 | Indonesia |
学士課程 | アンダラス大学(インドネシア) |
修士課程 | 長岡科学技術大学大学院 |
博士課程 | 長岡科学技術大学大学院 |
最終学位 | 環境システム工学博士 |
現在 | アンダラス大学教員(環境工学分野) |
国籍 | Cambodia |
学士課程 | 王立プノンペン大学(カンボジア) パナストラ大学(カンボジア) |
修士課程 | 筑波大学大学院 |
最終学位 | 経済学修士 |
現在 | 東京にあるグローバル企業に勤務 |
国籍 | Brunei |
学士課程 | ブルネイ・ダルサラーム大学(ブルネイ) |
修士課程 | 一橋大学大学院 |
最終学位 | 教育社会学修士 |
現在 | グローバルオペレーション・データアナリスト |
国籍 | Brunei |
学士課程 | リバプール大学(英国) |
修士課程 | 早稲田大学大学院 |
最終学位 | 生命理工学修士 |
現在 | グローバルオペレーション・データアナリスト |
国籍 | Indonesia |
学士課程 | パジャジャラン大学(インドネシア) |
修士課程 | 東京工業大学大学院 |
最終学位 | 文学修士 |
現在 | マーケティング戦略・リクルーター |
国籍 | Malaysia |
学士課程 | インペリアル・カレッジ・ロンドン(英国) |
修士課程 | 東京大学大学院 |
最終学位 | 理学修士 |
現在 | フルスタックエンジニア |
国籍 | Malaysia |
学士課程 | テナガナショナル大学(マレーシア) |
修士課程 | 東京工業大学大学院 |
最終学位 | 融合理工学修士 |
現在 | ソフトウェアエンジニア |
国籍 | Laos |
学士課程 | ラオス国立大学(ラオス) |
修士課程 | 電気通信大学大学院 |
最終学位 | 情報理工学修士 |
現在 | アスジャ・インターナショナル事務局スタッフ |
国籍 | Thailand |
学士課程 | チュラロンコン大学(タイ) |
修士課程 | 早稲田大学大学院 |
最終学位 | 国際関係学修士 |
現在 | 日本企業にてECコマース担当 |
国籍 | Brunei |
学士課程 | ブルネイ・ダルサラーム大学(ブルネイ) |
修士課程 | ブルネイ・ダルサラーム大学大学院(ブルネイ) |
博士課程 | 東京大学大学院 |
最終学位 | 生物学修士号 |
現在 | 東京大学大学院新領域創成科学研究科生物圏機能学専攻博士課程在籍 |
国籍 | Japan |
学士課程 | 京都大学 |
修士課程 | マンチェスター大学大学院(英国) |
最終学位 | 航空宇宙工学修士 |
現在 | メカニカルエンジニア |
国籍 | Philippines |
学士課程 | フィリピン大学(フィリピン) |
修士課程 | 東京外国語大学大学院 |
博士課程 | 東京外国語大学大学院 |
最終学位 | 国際学修士 |
現在 | 東京外国語大学大学院総合国際学研究科博士課程在籍 |
国籍 | Singapore |
学士課程 | 北京大学(中国) |
修士課程 | 東京工業大学大学院(休学中) |
最終学位 | 言語学文学学士 |
現在 | IT企業にてデータプロダクトマネージャー |
国籍 | Thailand |
学士課程 | マヒドン大学(タイ) |
修士課程 | 東京農工大学大学院 |
博士課程 | 東京農工大学大学院 |
最終学位 | 生命工学修士 |
現在 | 東京農工大学大学院工学府生命工学博士課程在籍 |
国籍 | Myanmar |
学士課程 | ヤンゴン第一医科大学(ミャンマー) |
修士課程 | 東京大学大学院 |
博士課程 | 東京大学大学院 |
最終学位 | 保健学修士 |
現在 | 東京大学大学院医科学系研究科国際保健学専攻博士課程在籍 |
国籍 | Japan |
学士課程 | 千葉大学 |
修士課程 | バーミンガム大学大学院(英国) |
最終学位 | 国際教育学修士 |
現在 | アスジャ・インターナショナル事務局スタッフ |
国籍 | Vietnam |
学士課程 | ハノイ国家大学外国語大学(ベトナム) |
修士課程 | ハノイ国家大学外国語大学(ベトナム) 一橋大学 |
博士課程 | 一橋大学 |
最終学位 | 言語社会学修士号(学術) |
現在 | 一橋大学大学院言語社会研究科博士後期課程在籍 |
国籍 | Singapore |
学士課程 | 東京大学 |
最終学位 | 教養学部学士 |
現在 | ウェブエンジニア、翻訳通訳などを兼務 |
国籍 | Japan |
学士課程 | 早稲田大学 |
修士課程 | ウォーリック大学大学院(英国) |
最終学位 | 国際政治経済学修士 |
現在 | アスジャ・インターナショナル事務局主幹 |
「日本人学生の参加資格および条件<実施概要>」をご確認の上、所定の申込書に必要事項をご記入ください。
申込書のファイル名は、次の通りとしてください。
「提出日(半角数字8桁の年月日)_(アンダーバー)大学名_氏名
(例:20240712_アスジャ大学_山田太郎)
*申込書にもれなくご記入ください。
記入もれがある場合は受付できませんのでご注意ください。
下記リンクよりご提出ください。詳しい操作方法についてはこちらをご覧ください。
提出締切:2024年8月14日(水)必着
3営業日以内に受付完了の連絡が届かない場合は、お手数ですが下記メールアドレスまでご連絡ください。
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アスジャ・インターナショナル事務局
担当: アスジャWSチーム
メール:ws★asja.gr.jp
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