皆さん、こんにちは。アスジャ2年生のはなです。
2019年11月23日(土)に、国立オリンピック記念青少年総合センターにて開催されたアスジャ・インターナショナル国費留学生(以下、アスジャ生)自主事業 「アセアン・フェスティバル ― MEET ASEAN」が、無事終了いたしました。
アセアン・フェスティバルは、2年に1度行う事業で、アスジャ生にとってアスジャ活動の中では最大の祭りとも言えます。ただし、通常の国際フェスティバルや留学生向けの事業と異なって、アスジャ生が自ら企画から実施までする自主事業でもあります。留学生の私たちにとって、海外の留学先でイベントを運営することは夢でも考えられないことでしたので、大チャレンジになりました。
それでは、参加者ではなく開催者として、アスジャ生はどのように MEET ASEAN を作り上げてきたか、一緒に見ていきましょう。
アスジャ生は、それぞれ違う大学に所属していますので、同じ東京や東京周辺にいるといっても、アスジャの活動のときにしか会えない人もいるほど全員が集まることは難しいです。そのため、アセアン・フェスティバルに関する会議はほとんど何かの活動が終わった後に行われていました。
最初の本格的な会議は、祭り当日の1年2ヶ月前、2018年9月に行われました。そのときは、アスジャ事業の一つである日本人大学生とのワークショップの後でした。ワークショップのハードなスケジュールの直後でしたが、参加した人は皆真剣に話し合いました。アスジャ事務局のスタッフや先輩方の話をとおして、はじめてフェスティバルそのものの運営プロセスを知りました。簡単ではないと分かっていますが、当時「本当にできるかな」と心配する声もありました。しかし、「やってみないとどれだけできるか分からない」と、スタッフの皆さんと先輩方々からアドバイスと応援をいただき、少しずつ準備を進めていきました。
次の会議は、祭り当日まで後9か月で、2019年度の新入生を迎えた時でした。この会議では、フェスティバルの正式な名前が「MEET ASIAN」に決定しました。
事前にプロジェクトを動かし始めている2年生の先輩から新入生に計画の概要を説明しています。
決めたテーマをどのように実現するか真剣に考えているアスジャ生たち。
より具体的なイメージをするために、皆で一緒に予定の会場を視察しに行きました。実は、前回の祭りも同じ場所で行われましたので、当時祭りを運営した先輩たちといろいろ相談できました。メモをとったり設備を確認したり、まるでプロのイベント業者のようでした(笑)。
予定の会場を実際に確認しながら先輩と相談しています。
話の大事なポイント、早速にメモをとっておかないと!!
会場視察後、各ブースのデザインやパフォーマンスの提案などを集めるタイムです。 一番難しいのは、おそらく自国の特徴を選定する部分です。自分の国を紹介しようとすると、普段国での日常生活なら気づかないところも意識して見直す必要になりました。また、「○○国ならxxxがありますね」のようにもう決まったイメージを持っている外国人に対して、どのように新鮮な面白いポイントを説明できるか、それも大きな課題でした。
国ごとでブースをデザインする作業に進みました。
意見を交換しながら、具体的な案が浮かんできました。
全員の前で発表して、アイデアの情報共有もしています。
いつもきちんと議事録をとっている書記長、お疲れ様でした!
他の準備作業とともに、インターネットにも祭りの宣伝を発信しました。 アスジャの公式ホームページはもちろん、フェイスブック(Facebook)やインスタグラム(Instagram)など人気のあるSNSまで様々なジャンルで常に情報を更新していました。
若者から年配の方まで人気の高いSNS-フェイスブックでも情報更新!!
今年の祭りでは初めてインスタグラムでアカウント開設!
次回のアセアン・フェスティバルもこれらのアカウントを利用し続ける予定です。フォローしておくと損はないでしょう(笑)。
授業がない週末に、パフォーマンスの練習も頑張っていました。パフォーマンスも共同作業ですから、チームワークのトレーニングにもなりました。疲れたときもありますが、やってみて、フィードバックをもらったり改善したりしていく間、だんだんうまくできるようになりました。仲間とともに話し合ったり笑ったりするこの練習タイムも楽しくて、貴重な思い出になりました。
マレー系ではないアスジャ生もマレー劇に参加して友達の国の文化を学んでいます。
熱心に演じているミャンマー劇チーム。どんなストリーでしょう?!
お客さんが民族衣装体験コーナーで気軽にリラックスして着替えられるように工夫しています。
歌もギター弾きも合わせて練習熱心♪ この合唱チームはだれとだれでしょう?!(^v^♪)
アスジャ生自主事業「アセアン・フェスティバル」の特色の一つは、生歌や踊り、劇などすべてはアセアンに関係するものになっています。今回も例外でなく、伝統的な文化から現在流行っているポップカルチャーを混ぜているものを用意しています。アスジャ生である私でも、各チームのパフォーマンスにずっとワクワクして楽しみにしていました。
いよいよ前日になりました。日本語では、「前夜」という言葉がありますね。祭りなどある特別なことが起きる日の前の夜という意味だと聞いたものの、アセアン祭りを準備する雰囲気は前日の朝から熱くなってきました。その日はまだ授業がある人も多い金曜日ですが、各自来られる時間帯を合わせて、交代して会場設営作業を行っていました。
丁寧に背景パネルを制作しています。焦ってはいけない瞬間です!
貼り付けができた!!次はどうやって組み立てようかな
(^^”?)
フォトブースの準備もスタート!
リハーサルの前にもう一度打ち合わせしています。
今回のフェスティバルでは、準備の段階から当日まで、国際機関日本アセアンセンター様のご後援をいただき、また、以下の協力団体・企業の皆様のご協力によりご提供品を使わせていただきました。
株式会社アイ・ジー・エム様
株式会社 アライド コーポレーション様
キヤノンマーケティングジャパン株式会社様
シンガポール政府観光局 日本支局様
株式会社スパイスロード様
株式会社にしき食品様
株式会社 Brahim’s Food Japan様
ヤマモリ株式会社様
関係者の皆様、誠にありがとうございました!!
このように、様々な方々にご協力をいただきながら準備を重ねていました。
どんなフェスティバルになるだろうかと、非常に楽しみにしております。
当日の様子は、近日中にアップいたします。皆さんも、どうぞお楽しみに!