6回
What is ASJA Workshop?
将来のアセアン各国のリーダー候補としてアスジャ・インターナショナルが受け入れているアスジャ国費留学生と、
日本のグローバル人材として活躍を期待される日本人大学生・大学院生が、
お互いの国の文化や日本とアセアンの将来の課題、国際協力について、英語による意見交換を行い相互理解を深めます。
アスジャ・インターナショナルが2014年度から新規で開催し、2019年度までに6回開催しました。
これまでに、上智大学、東京外国語大学、千葉大学、東北大学、筑波大学、群馬大学、慶應義塾大学、早稲田大学、横浜国立大学、津田塾大学、埼玉大学、京都大学、大阪大学、東京大学、東京藝術大学、明治大学、法政大学、信州大学からの日本人学生が、のべ162名参加しました。
参加をリピートしてくれる日本人学生さんもおり、毎年好評をいただいております。
2019年度開催時は、グループワークの手法に国連で策定された持続可能な開発目標SDGs (Sustainable Development Goals)を採り入れ、議論を深めました。
162名
大学院生数(延べ)
18校
This year's workshop
新型コロナウイルスの影響により、2022年度は従来の3泊4日合宿形式ではなく、2日間のオンライン開催で行われます。
What we do
オンライン型ワークショップでは、日本とASEAN各国が抱える将来の課題や国際協力のあり方について、
参加学生はグループごとにテーマを決め、課題・問題点の洗い出しを行い、
具体的な協力方法や日本とASEANの「Win-Win」な解決方法について活発な議論を行います。
How we do it
グループワークの手法に
を採り入れ、
国連で策定された持続可能な開発目標SDGs
(Sustainable Development Goals)
の日ASEANにおける実現のため、大学生・大学院生同士の議論を深めます。
Why join us?
Testimonial
ワークショップに参加された日本人学生の皆様から届いたメッセージをご紹介いたします。
アスジャのワークショップに今後参加してみようという方は、
ワークショップに参加した学生さんたちの「生きた声」をぜひご参考にしてみてください。
印象に残ったのは、参加しているASJA生の年齢やキャリアが様々だったことです。私は過去にも、何度か外国人留学生と交流する機会がありましたが、一緒に活動する相手は同年代の学生のみでした。しかし、このワークショップでは、高校を卒業してから現在日本へ留学している同年代の学生はもちろん、一度母国で会社に勤めてから日本へ留学に来ているASJA生もいます。彼らの今までの経歴を聞くと、実に多様な理由で母国と日本のことを思い留学しに来たことが分かり、非常に刺激を受けました。そして、参加後はASEANの文化を知るという面だけでなく、自分の将来のキャリア選択の視野も広がりました。
とても濃い4日間になること間違いなしです。 私は英語もろくにできないし、誰も知り合いがいない状況で参加をしました。不安で仕方なかったですが、1日目のお昼からASJA生と日本人学生と大笑いしながらランチをして、ディスカッションでもたくさんの人が助けてくれて、ついていくことができました。ハードスケジュールではありましたが、みんなと共に過ごす時間が楽しすぎて、あっという間の4日間で、足りないくらいでした。 完璧でない私の英語も、みんなが読み取ってくれて、とにかく使うことでスキルアップにつながったと思います。日本で、毎日英語が使えまた、これからも仲良くしたいと思える友達にも出会え、最高の時間でした。
今回のワークショップで最も重要な経験は、留学生とのグループワークだと思います。考えを伝えるという当たり前のことが文化の違いによって正しく伝わらないということが多々ありました。また、英語で話そうとすることで、日本語では簡単に伝えられることもうまく伝わらないと実感しました。こう言ったことは経験を通じてでしかわからないものです。そして、経験したからこそ逃げずに留学生との議論をする自信も得られました。
2日目に行ったアクティビティーが非常に楽しくて、記憶に残っている。また、アクティビティーが終わった後の時間にグループも関係なくみんなで鬼ごっこをしたことが印象的だった。また、非常に辛かったが、ディスカッションが終わった後の深夜にグループで談話室に集まってプレゼンテーションに向けての準備を進めた事も同様に印象深い思い出になった。なぜかというと、これを通して、たった一つのプロジェクトを話し合い、協力して作るのが非常に大変な事であると痛感したから。
全体でのプレゼンテーション発表の場で、印象に残った出来事が二つあった。一つ目は、各プレゼンに対するASJA生の質問力の高さだ。一つ一つのテーマに関して、自身の研究分野を生かしながら、鋭く、的確な質問をする。自分の母国語ではない英語という言語で、はっきりと明確に意見を述べることが出来るのは、ASJA生の能力の高さを間近で見ることが出来たと思う。将来的に、あの質の高い質問をしたASJA生のように、私も自身の研究をしていきたいと思う。また、二つ目は、グループワーク中のASJA生の態度である。決して英語が得意ではない私たち日本人に対して、分かりやすく、そしてゆっくりと英語を話してくれた。その時のASJA生の優しさや、日本人への思いやりの心に感銘をうけた。わからないといったときに、手厚くサポートしてくれたASJA生の姿は、私にとって、このワークショップをもっと頑張ろうと、勢いづけてくれるものだった。
ディスカッションのときに、ASEAN留学生が積極的に議論している中、日本人学生がほとんど発言や質問もできずに終わってしまった時間が少しありました。その際に後から心配して、一人のASEAN留学生が私のところに来て、どのようなところが分かりにくかったか、何か発言しにくくしてしまっている雰囲気がなかったか、気遣ってくれたのがとても印象的でした。このようにASEAN留学生が積極的に日本人学生を理解しようと声をかけてくれた場面がたくさんあり、本当に感謝しているとともに、自分ももう少し周りを気遣う余裕を持てるように、これから語学力や知識をさらに身につけたいと強く思った場面でもありました。
Event Outline
Orientation
Opening
ASJA Introduction
本ワークショップの主催であるアスジャ・インターナショナルについての紹介を行います。
Participants Introduction
参加者の皆さんに自己紹介をしていただきます。
Icebreaking
参加者の皆さんの緊張をほぐすため、「Majority stays」という「正解のない二択の質問に答える」ゲームを行います。このゲームは「なぜその答えになるのか」を考えるものであり、ゲームを通してデザイン思考の「観察」「共感」を経験します。
Break
Design thinking lecture and Group work explanation
本ワークショップのテーマであるデザイン思考とグループワークの進め方について、スライドによる説明を行います。
Group discussion
グループに分かれて軽く談義しながら、デザイン思考について理解を深めます。
Closing
D-Day
Preparation
Empathy : Q&A, Creating a Persona
グループ内でQ&Aセッションを通じて、デザイン思考で重要な「ペルソナ」の設定をするための情報収集過程を体験します。
Define: "How May We" statement
今回のトピックについて「誰のどのような問題を解決するか」を定義付けします。
Ideate: Potential Locations / Activities / Selling points
問題のアイディアを思いつく限り挙げてみます。
Break
Consensus: Deciding on final ideas
挙げられた多くの解決策の候補の中から、一つに絞り込みます。
Prototyping: Creating publicity material and presentation
アイディアを具体的に肉付けし、解決策の模型を作り上げます。
Presentation, Feedback
作り上げた解決策を皆で共有し、フィードバックを受け取ります。
Closing
Networking
Facilitators and Committee
ワークショップのファシリテーターと実行委員会は、
日本・ASEAN・英国の大学院において学位を取得したメンバーで構成されています。
全員が日本語対応可能であり、「アセアン国費留学生と日本人大学生との国際交流ワークショップ」経験者です。
AAさん
国籍 | インドネシア |
学士課程 | アンダラス大学(インドネシア) |
修士課程 | 長岡科学技術大学大学院 |
博士課程 | 長岡科学技術大学大学院 |
最終学位 | 環境システム工学博士 |
現在 | アンダラス大学教員(環境工学分野) |
FPさん
国籍 | カンボジア |
学士課程 | 王立プノンペン大学(カンボジア) パナストラ大学(カンボジア) |
修士課程 | 筑波大学大学院 |
最終学位 | 経済学修士 |
現在 | 東京にあるグローバル企業に勤務 |
MAさん
国籍 | ブルネイ |
学士課程 | ブルネイ・ダルサラーム大学(ブルネイ) |
修士課程 | 一橋大学大学院 |
最終学位 | 教育社会学修士 |
現在 | グローバルオペレーション・データアナリスト |
HYさん
国籍 | ブルネイ |
学士課程 | リバプール大学(英国) |
修士課程 | 早稲田大学大学院 |
最終学位 | 生命理工学修士 |
現在 | グローバルオペレーション・データアナリスト |
DFさん
国籍 | インドネシア |
学士課程 | パジャジャラン大学(インドネシア) |
修士課程 | 東京工業大学大学院 |
最終学位 | 文学修士 |
現在 | マーケティング戦略・リクルーター |
MHさん
国籍 | マレーシア |
学士課程 | インペリアル・カレッジ・ロンドン(英国) |
修士課程 | 東京大学大学院 |
最終学位 | 理学修士 |
現在 | フルスタックエンジニア |
TYさん
国籍 | マレーシア |
学士課程 | テナガナショナル大学(マレーシア) |
修士課程 | 東京工業大学大学院 |
最終学位 | 融合理工学修士 |
現在 | ソフトウェアエンジニア |
NBさん
国籍 | ラオス |
学士課程 | ラオス国立大学(ラオス) |
修士課程 | 電気通信大学大学院 |
最終学位 | 情報理工学修士 |
現在 | アスジャ・インターナショナル事務局スタッフ |
SPさん
国籍 | タイ |
学士課程 | チュラロンコン大学(タイ) |
修士課程 | 早稲田大学大学院 |
最終学位 | 国際関係学修士 |
現在 | 日本企業にてECコマース担当 |
JAさん
国籍 | ブルネイ |
学士課程 | ブルネイ・ダルサラーム大学(ブルネイ) |
修士課程 | ブルネイ・ダルサラーム大学大学院(ブルネイ) |
博士課程 | 東京大学大学院 |
最終学位 | 生物学修士号 |
現在 | 東京大学大学院新領域創成科学研究科生物圏機能学専攻博士課程在籍 |
RHさん
国籍 | 日本 |
学士課程 | 京都大学 |
修士課程 | マンチェスター大学大学院(英国) |
最終学位 | 航空宇宙工学修士 |
現在 | メカニカルエンジニア |
KBさん
国籍 | フィリピン |
学士課程 | フィリピン大学(フィリピン) |
修士課程 | 東京外国語大学大学院 |
博士課程 | 東京外国語大学大学院 |
最終学位 | 国際学修士 |
現在 | 東京外国語大学大学院総合国際学研究科博士課程在籍 |
YUさん
国籍 | シンガポール |
学士課程 | 北京大学(中国) |
修士課程 | 東京工業大学大学院(休学中) |
最終学位 | 言語学文学学士 |
現在 | Indeed社勤務(プロダクトアナリスト) |
KSさん
国籍 | タイ |
学士課程 | マヒドン大学(タイ) |
修士課程 | 東京農工大学大学院 |
博士課程 | 東京農工大学大学院 |
最終学位 | 生命工学修士 |
現在 | 東京農工大学大学院工学府生命工学博士課程在籍 |
WWさん
国籍 | ミャンマー |
学士課程 | ヤンゴン第一医科大学(ミャンマー) |
修士課程 | 東京大学大学院 |
博士課程 | 東京大学大学院 |
最終学位 | 保健学修士 |
現在 | 東京大学大学院医科学系研究科国際保健学専攻博士課程在籍 |
CHさん
国籍 | 日本 |
学士課程 | 早稲田大学 |
修士課程 | ウォーリック大学大学院(英国) |
最終学位 | 国際政治経済学修士 |
現在 | アスジャ・インターナショナル事務局主幹 |
新着情報
ワークショップ準備合宿
実行委員の皆さんが一泊二日の準備合宿に参加した時の様子です。京都から東京まではるばるやってきた実行委員もいて、普段中々会えない仲間たちが集まって熱いディスカッションができました。
デザイン思考講義
デザイン思考の経験が豊富なYUさんにより、デザイン思考への理解を深めるための講義が行われました。
ファシリテーターのトレーニング
数名のアスジャ生ワークショップ経験者がグループファシリテーターとして参加してくれることになりました!Google Jamboardを使ってデザイン思考の練習を行いました。
スケジュールの変更にもかかわらず
諸事情で何度も予定が変更されましたが、実行委員はワークショップイベントを成功させるために熱心に取り組んでいます。
アイスブレーキゲーム
実行委員たちが様々なゲームを試している様子です。アイスブレーキングでは楽しいゲームも用意されていますので、お楽しみに!
Register
Step 1
「日本人学生の参加資格および条件<実施概要>」をご確認の上、所定の申込書に必要事項をご記入ください。
Step 2
申込書にもれなくご記入ください。
記入もれがある場合は受付できませんのでご注意ください。
Step 3
申込書のファイル名は、次の通りとしてください。
「提出日(半角数字8桁の年月日)_(アンダーバー)大学名_氏名
(例:20220713_アスジャ大学_山田太郎)
Step 1
「日本人学生の参加資格および条件<実施概要>」をご確認の上、所定の申込書に必要事項をご記入ください。
Step 2
申込書にもれなくご記入ください。
記入もれがある場合は受付できませんのでご注意ください。
Step 3
申込書のファイル名は、次の通りとしてください。
「提出日(半角数字8桁の年月日)_(アンダーバー)大学名_氏名
(例:20220713_アスジャ大学_山田太郎)
Step 4
下記リンクよりご提出ください。詳しい操作方法についてはこちらをご覧ください。
提出締切:2023年2月17日(金)必着
- 募集期間満了前でも、合格者が定員に達した場合、募集を締め切らせていただきます。
- 募集期間は延長する場合があります。
Step 5
- ご提出から3営業日以内に受付完了のご連絡をいたします。
- アスジャ事務局WSチームよりメールが届きますので、ご確認ください。
-
3営業日以内に受付完了の連絡が届かない場合は、お手数ですが下記メールアドレスまでご連絡ください。
メール:ws★asja.gr.jp
*メール送信時は、「★」を「@」に置き換えてください。
*迷惑メールフォルダに入ってしまう可能性もございますので、迷惑メールフォルダも含めご確認ください。
選考方法
- 書類選考により合格した方には、2023年2月20日(月)までにご連絡いたします。
- 必要に応じてオンライン面接を実施する場合があります。また、合格者の方には在学証明書等の提出をお願いいたします。
- 書類選考等の合否に関するお問い合わせはご遠慮ください。
Contact
お問合せ先
アスジャ・インターナショナル事務局
担当: アスジャWSチーム
メール:ws★asja.gr.jp
*メール送信時は、「★」を「@」に置き換えてください。