皆様、アスジャ生ブログ「アスジャ生の日々の暮らしコーナー」のタマです。今回は「ホームシック&手本探し」というテーマをお届けいたします。
前回のブログでは、来日初期にあたる思い出と経験についてお話ししました。やっと来日時の悩みが収まったのですが、次に自分自身の内面的な課題に向き合わなければなりませんでした。それは、ホームシックと手本探しという2つの課題です。
ホームシックは留学生だけでなく、家族と離れる人なら、だれもが一度はかかるのではないでしょうか。また、これまでの生活と全く違う環境で、どうしたらいいか分からないことがたくさん出てくるので、ついお手本となる人を探したくなってしまうでしょう。
私もそのような問題を持っていました。しかし、幸いなことに、アスジャ生のオリエンテーションに参加したことで、ホームシックはもちろん、手本探しの悩みも解消できるようになりました。
さて、本記事では、アスジャ生である私がホームシック中のさみしい気持ちをどのように乗り越えたか、そしてどのように自分のお手本を探す決意が固まってきたかというお話に触れたいと思います。
留学生にとって、親しい家族から離れて海外で暮らすのは、身体面と精神面においての負担が大きいです。そのうち、特に、ホームシックの問題がよく海外留学に関する研究において取り上げられているのです。ホームシックを引き起こす原因は人によって色々ありますが、今振り返ると私の場合は、その原因は次のような悪循環にあるのだろうと思います。
アスジャ生の中には、進学先大学・大学院で日本語のコースを受ける人もいれば、英語コースを受ける人も少なくありません。ただし、日本語コースを受ける人で、ある程度の日本語能力を持っているアスジャ生でも、自分が言いたいことを思い通りに伝えられないことがあります。私の場合も、当時日本語能力試験(JLPT)のN2をもっていましたが、よくこのことでストレスを感じました。
それに加えて、新生活がうまくいかないときの焦りや不安も抱えていますから、誰かと話し合いたい、誰かが相談に乗ってくれたらいいな!という気持ちが強かったのです。
しかし、言葉が通じないため、友達作りはまだまだ先の話でした。 ・・・(´-`;)
話せる友達ができなくて、心の悩みも解消できない状態が続いていく中、憂うつな気分や不安感が強くなって、涙もろくなったり、過剰に心配したりしました。
その悪循環の中、もう一つの悩みが出てきました。
それは簡単に言うと、手本探しを焦るという気持ちです。
私の性格はもともと、焦る傾向があります。自分が研究したい日本のポップカルチャーの分野では学術の先行研究があまりないと分かったとき、大量の資料を調べ、背景知識を一から身に付ける必要があることで焦ってしまいました。また一方、来日初日で支えてくれた親切な日本人とアスジャ・ファミリーから刺激を受け、彼らのように誰かに役に立ちたいという気合もまだ小さくなっていません。日本での留学期間はあっというまに終わってしまいますから、一日も早く日本での暮らしをマスターして学業に集中したい気持ちが強かったのです。
どうすればいいのかと、悩んでしまいました。悩みつくした結果、やはり自分の歩くべき道が見えてくるための第一歩は、いいお手本になる人を探すことだと決めました。実際、来日して一ヶ月も経っていない時に、私は自分のお手本となる人に出会いました。
今日のお話は、ちょっと落ち込む雰囲気になってしまいますが、幸いなことに、そのような状態がずっと続くわけではありませんでした。アスジャ新入生の私たちのために、アスジャのファミリーがオリエンテーションを行ってくれたおかげで、ホームシックも解消でき、お手本探しの悩みを思ったより順調にクリアできました。
オリエンテーションを通して私の悩みがどのように消えたのか、後半のお話は
次回のブログに続いてご紹介します。最後までおつきあいくださいませ