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アスジャ生の日々の暮らし3
― 日本の子どもたちから学んだこと(1) ―

アスジャ生タマ    2020年10月21日
タマさん

皆さん、こんにちは!

アスジャ生ブログ「アスジャ生の日々の暮らしコーナー」のタマです。

 

このコーナーのブロガーになったおかげで、来日してから今までのアスジャとの思い出がどんどん蘇ってきました。どの思い出の中でも、たくさんの人々と出会えて、何か新しいことを学べています。そのうち、今でも印象に強く残っているのは、来日後に出会えた日本の子どもたちです。

タマさん

あるきっかけで日本の子どもたちの精神に感動し、彼らと交流したくなりました。

今回のブログでは、その思い出を振り返って、彼らの話から考えさせられたことについてお話ししたいと思います。どうぞご覧ください。

日本の子どもたちから
学んだこと(1)

日本の子どもたちと交流したくなったきっかけ

私は東京に住んでいて、ほぼ毎日中央線に乗って通学しています。中央線は、ご存知の方もいらっしゃると思いますが、どの時間帯も混んでいます。毎日乗車することは、大人である私でさえ大変ですが、小学2〜3年生くらいの子どもたちが乗っているのをよく見かけています。

電車
小学生

 

彼らは、冷静に周りを観察してから、自分にとって安全で楽になりそうな隙間を見つけたら乗車してきます。下車する時も、大人に負けないほどマナーを守ります。私の目から見れば、彼らがもう子どもではなく、まるでドラえもんのスモールライトによって体が小さくされた立派な大人のようです。毎日そのような光景を見て、日本の子どもたちが自立しているというイメージを持つようになりました。

タマさん

そんな中、ある調査結果を読んだことがきっかけで、日本の子どもたちがどのように自律性を育てられてきたのかということについて、より興味を持つようになりました。

興味を引かれた調査は、2012年に国際NGO「セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン」が実施した「Hear Our Voice 7 ~子供参加に関する意識調査2012~」というものです。東日本大震災で多くの被害を受けた岩手・宮城県5地域の小学4年生~高校生の約1万1千人を対象に、震災後の地域の復興に子どもたちが参加することについて、彼ら自身がどのように認識しているかを調べる調査です。

 

この調査結果を目にしたとき、非常に驚きました!

 

震災復興という問題に対して、約9割の子どもが「自分のまちのために、何かしたい」と答えたそうです。また、「そのためにどんなことをしたいですか?」という質問には、「募金」「町の片付け」「復興について子ども同士で話し合う」といった答えを選んだ児童・生徒も多かったそうです。

 

甚大な被害を受けた被災地の子どもたちは、自分の日常生活を回復させるだけでもどれほど大変なのか、だれよりも分かるでしょう。しかし、それにもかかわらず、自分自身の町を復興させるために貢献したいという意識が高いことがこの調査で分かり、その自律精神に脱帽しました。

<出典>
セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン(2012)
「Hear Our Voice 7 ˜ 子ども参加に関する意識調査2012 ˜」
https://www.savechildren.or.jp/jpnem/jpn/pdf/20121013_HOV7.pdf
(2020年10月19日アクセス)

タマさん

その調査を読んで以来、いつか日本の子どもたちと交流して、彼らの自主自律の精神が育つ環境について知りたいなあと、ずっと思っていました。

そして、やっとこの願いが叶いました。

日本の子どもと交流できるチャンス

アスジャの事業をとおして日本の子どもたちに出会う機会がよくあります。国際理解教育事業の一環として、アスジャ生が毎年2回日本の小学校を訪問することができます。そのほか、日本の地方に出かけて地域の産業や文化を学ぶ「地方産業文化体験」事業にも参加させていただき、そこで普段の東京での生活では触れる機会のない日本各地の子どもたちにも出会えました。

 

そのような事業で出会った子どもたちとの交流は、どちらも私にとって忘れられない大切な思い出になりました。小学校訪問では、日本の小学生が毎日どのように過ごして何を勉強しているのかということ、地方産業文化体験の事業では、「子どもでも子どもなりの想いで自分の地域に貢献する」のだということ、全ては、出会った子どもたちが教えてくれました。今になってもその思い出は、きのうのことようにはっきり記憶と心に残っています。

今日は、日本の子どもたちについてタマがはじめて気づいたことのお話をしました。読者の皆さんは、皆さんの周りの子どもたちにどのような印象をお持ちでしょうか。

アスジャの事業がタマの願いを叶えて、日本の子どもたちと交流する機会を与えてくれました。

その交流の様子及びそれを通して学んだことの詳細は、次回のブログで続いてご紹介します。どうぞお楽しみに

Text by : タマベトナム
Edit by : はなベトナム