アスジャ・インターナショナル設立20周年記念事業冊子
「アスジャ修了生からのメッセージ」より

オー・クアン・イーさん
マレーシアマレーシア

瞬く間に時が過ぎ、初めて来日してからすでに5年以上が経ち、アスジャにも今年の3月に晴れて卒業することになりました。そして、アスジャも創立してから20年が経ち、今年に創立20周年を迎えることができました。佐藤先生をはじめ、様々な方の努力や奮闘がなければ、20周年なんてきっと夢のまた夢でしょう。創立20周年本当におめでとうございます。また、アスジャを支えてきた人たちにもこの場を借りて深く感謝申し上げます。

私が来日したのは2014年の4月で、その年にアスジャは今まで受け入れている研究生に加え、初めて学部生を受け入れるようになりました。そのこともあり、私は幸運にもアスジャ学部生の第一号としてアスジャに入ることができました。当初は研究生に囲まれ、うまくやっていけるかどうか不安も感じていたが、それはただの杞憂で終わり、様々な事業で皆と交流を重ね、今ではここに居られてよかったと思います。

アスジャでは私たち留学生に日本について理解していただくために、様々な事業を設けています。そして、見学するだけでなく、事業では実体験を伴うことが多く、より深く印象が残るように工夫されています。そのおかげで、私は様々な貴重な体験とともに日本文化を学べました。また、一方的に学ぶだけでなく、アセアン文化祭典を通して、私たち留学生も自分の文化を日本の方々と共有することができました。色々学べる以外に、私自身にとって、アスジャの事業に参加することも勉強の良い息抜きになっています。アスジャファミリーと称されることもあり、留学生同士では仲が良く、いつも事業を通して彼らと会うことを楽しみにしています。一緒に事業を参加することで、私も彼らからたくさんのことを学べています。

アスジャはすでに卒業していましたが、大学での医学の勉強はまだ続いており、来年には国家試験が控えています。アスジャに在籍していたことで日本文化や社会についてもある程度の理解を持ち、卒業後は日本に残って医者として働きたいと考えています。医学の分野において、アスジャに在籍していた経験を生かし、将来日本とマレーシアをつなぐ架け橋になれることを夢見ています。そのためにも今は一生懸命励んでいきます。

最後になりますが、アスジャ・インタナショナル創立20周年を祝し、今後の益々のご発展をお祈り申し上げます。在籍していた5年間を含め、今日までたくさんお世話になり、ありがとうございました。